ギターの弦を巻く糸巻きはプレートがほとんど全て金色です。もちろんメッキです。
金色っていうのは装飾するためのものなので、音を考慮して選んだものだとは、どうしても思えません。
プレートの素材のほとんどは真鍮(しんちゅう)ですが最近ではアルミ製の物もあるようですが、どうもピンときません・・・。
地球の金属のほとんどは鉄です。この世の物はすべて鉄のエネルギーを受けて巡っているとすれば、音振動にプラスアルファの威力を与えてくれるのは鉄だと思います。
でも、鉄製の糸巻きはありません。
でも、鉄の仲間のニッケルのものはあります。
ニッケルだと明記しているものは、日本のゴトー製のニッケルメッキもありますが、ドイツ製のライシェルがあります。
昔のロマニリョスにはライシェルの糸巻きがついていました。それをロジャースっていう世界最高と言われている糸巻きに変えたら音が変わってしまったのでライシェルに戻したという話を聞いたことがあります。このことから察するに糸巻きは音に影響しているし、世界最高でも真鍮製のロジャースよりニッケル製のライシェルの方が良いと判断した演奏家がいるということは、その重さだけではなく素材は音に関係していることが予想出来ます。さらにロマニリョスはイギリスで製作していました。ロジャースはイギリス製です。でもロマニリョスはドイツのライシェルを選んでいます。ロマニリョスほどの製作の達人が理由なしにライシェルを選んだとは思えません。
あくまでも僕個人の予想ですが、鉄かまたはそれに近いコバルトやニッケルの糸巻きが音に良い影響を与えると思います。
もちろん、僕のロマニリョスにもライシェルのニッケル糸巻きが付いています。